☀夏休み

夏休み

青空が広がり、ギラギラの太陽。
長い長い夏休み。
暑さなんか、なんのその、思いっきり楽しむ夏休み。
思い出に残る夏休みになったらいいな。


ひと夏の経験

夏休みに体験したことが、わたしたちをすこし大人にしてくれました。
夏休みをとりあげた絵本を紹介します。


だいちゃんとうみ
太田大八(作・絵) 福音館書店

夏休みです。だいちゃんは、いとこのこうちゃんの家に行きました。こうちゃんの家は、海の近くにあります。夏の朝は、早くから始まります。漁師のおじさんと、物々交換で魚をたくさんもらいます。そして、朝ご飯。次は、川へ行ってカワエビをとり、それをエサにして海に行って釣りをします。次から次にすることがいっぱいの夏の一日。海辺で暮らす恵みをたくさんいただきます。
作者さんの子ども時代のおはなしです。読後は、一緒に駆け回った感じがするのではないでしょうか。


まほうの夏
藤原一枝 はたこうしろう(作) はたこうしろう(絵) 岩崎書店


両親は仕事で家にいない。東京に住む兄弟の夏休み。夏休みもすることがマンネリになってきますよね。そんなとき、いなかのおじさんからハガキが届きます。「遊びにおいで」と、お誘いのハガキです。いなかに来た兄弟は、森で虫捕りをします。川に落ちます。いなかの自然を体全体で体験します。都会でつく泥は気になるけれど、いなかの泥はへっちゃらです。どんなについても汚れても、大丈夫。なんか、楽しく感じてしまうのです。動きまわったら、おなかが空きます。とれたての新鮮な野菜や魚で出来た料理なら、いくらでも食べられます。お日様の下で目一杯遊んだ兄弟の夏。


黄金の夏休み
最上一平(作) 伊藤秀男(絵) 文溪堂


山の中にある小さな村に、4つ上のいとこのお兄さんが住んでいる。ぼくは、そこへ行く。年上のお兄さんは、ぼくにとっては、大人に匹敵する存在。大人よりも頼りになるかもしれない存在。ぼくは、お兄さんのあとをついて回る。夏休みの間、山のなかで楽しく遊ぶ。山の雰囲気にのまれそうになることもある。山で過ごした夏休みはかけがえのないものとなる。


夏とおとうと
ふくだいわお(作) 光村教育図書


お母さんは、上の子(兄、姉)に言うんです。下の子(弟、妹)を「一緒に連れて行きなさい」と。こっちはひとりで行きたい。もしくは、友だちと行くつもりでいるのに。ぼくは、しかたなく、弟をつれて遊びに出ました。山で虫捕りに夢中になってしまい、気が付くと弟がいなくなってしまった。ぼくは、必死で弟を探します。


ぎんぎらなつのあついひは
山崎優子(作・絵) 至光社


暑い夏の日。キツネが「大きくなったね」と少年に声をかけてくる。
「かむぬい とまふい しむらっぷ」と唱えると、風が起こる。
キツネについて行くことにする。
海にいって、くじらにのって。くじらはどこに連れて行ってくれるのか。
キツネに導かれて、風に吹かれて、夏の日にみつけたものは、何? 。


ふたりだけのとっておきのいちにち
ヘレン・ダンモア(作) レベッカ・コッブ(絵) 三辺律子(訳)
文溪堂


海辺の町に住む、リン。そこへ、毎夏、家族でやって来るのが、ロビー。ふたりは、仲良し。毎日、ランチをもって「ひみつの島」へと向かいます。そこは、ふたりだけの場所。旗を立てたり、小屋を作ったり。いろいろな海の生物との出会いも体験します。楽しかった日も終わり、ロビーとの別れの日となります。ふたりは、離れたくありません。みんなが寝静まった夜中に、こっそりと家を抜け出してボートに隠れます。ところが、ボートが動き出してしまうのです!
イギリス・コーンウォール地方が舞台となっています。夏の輝くばかりの自然が美しく描かれています。


トーラとパパの夏休み
リーサ・モローニ(文) エヴァ・エリクソン(絵) 菱木晃子(訳)
あすなろ書房


四六時中、スマホを見ているトーラのパパ。トーラはつまらないパパだなと思っています。そんなパパと、夏休みにキャンプをすることになりました。森へと入って行きます。その途中にある木や動物たちに、パパは目もくれません。ずーっと、スマホを見ながら歩いているのです。小川にさしかかると、ワニがいます。パパはワニに襲われそうになるのです…二人は湖についてテントを張って…パパは、トーラを向いてくれるのかな…でも、きっと素敵な夏休みになったんじゃないかな。


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