木の芽が膨らみ、花の芽も地面から顔を出す季節。人も動物も植物、みんな春を待ってます。わくわくする春はもうすぐそこに来ています。その前に、絵本で春が来るのを実感してみてください。
春のきざし
ぽとんぽとんはなんのおと
神沢利子(作) 平山英三(絵) 福音館書店
冬ごもりをしている熊の子たち。外から音が聞こえてきます
何の音だろう? 母さん熊にたずねます。母さん熊は何でも知っている
とっても優しい絵本です
はるのおとがきこえるよ
マリオン・デーン・バウアー(文) ジョン・シェリー(絵) 片山令子(訳) ブロンズ新社
冬の終わり。夜、外から、何か、音がするのを聞いたことがありますか?
コツン、コトン、ガリガリ、バリバリ、パリン、パクン さて、次は何だと思う?
冬眠からお目覚めです
めざめのもりのいちだいじ
ふくざわゆみこ(作・絵) 福音館書店
ヤマネくん、ミツバチの巣が崖から落ちそうなのを発見!
救助できるのは、クマさんだけ。そのクマさん、冬眠中!
はなを くんくん
ルース・クラウス(文) マーク・シーモント(絵) 木島始(訳)
福音館書店
雪の森の中。クマやリスたちが冬眠から覚め、はなをうごめかす
みんな一斉に走り出す。その先にあるものは
モノクロの世界がつづく先に、春の色
(あれだけの動物に一心に見つめられたら…と思ってしまいました)
春だからお出かけしよう
はらっぱ ららら
鈴木智子(作) アリス館
女の子はくまちゃんと野原にお散歩に。ちょうちょ、咲いている花、タンポポの綿毛
春の魔法で、素敵に変身。女の子って、ほんとにかわいい!
14ひきのぴくにっく
いわむらかずお(作) 童心社
一家で森へお出かけ。ランチをこしらえて、出発!
森の中の鳥、ちょうちょ、蛙。ページを繰る毎の植物の描写はホントにすばらしい!
もう はるですね
いわむらかずお(作・絵) 至光社
「雪はどこへ帰るのか?」 子りすは、考える
「そうだ、雪解け水を追って行こう!」 子りす3兄弟が挑む
乞うご期待!
「こりす」シリーズ
もりの あかちゃん
いわむらかずお(作・絵) 至光社
森は春。子りすの兄弟は、鳥の赤ちゃんを見つけます
鳥の赤ちゃんは何を食べるのかな?
「こりす」シリーズ
森の仲間たち
もりのてがみ
片山令子(作) 片山健(絵) 福音館書店
女の子は、友だちに手紙を書きます。カラフルな文字と絵も添えて
配達されない5通の手紙は森のもみの木につるされます
風が吹いて、手紙が消えて…
春を知らせる手紙
ぎょうれつのできるはちみつやさん
ふくざわゆみこ(作・絵) 教育画劇
旅をしながらはちみつを集める父さんクマ、はちみつ屋さん
父さんを待つクマの子たちに、絵ハガキとはちみつの小瓶が届きます
父さんと春が近づいてくる
「ぎょうれつ」シリーズ3作目
しげみむら おいしいむら
カズコ・G・ストーン(作・絵) 福音館書店
“しげみむら”ー野ばらの茂みの中にあります
“のはらのおかしや”-春になったので、我ら虫仲間で好評開店中です
ファーディのはる
ジュリア・ローリンソン(作) ティファニー・ビーク(絵) 木坂涼(訳)
理論社
子狐が森の中を歩いていると、ふわふわと白いものが降ってきた
子狐は「冬が来る」と思ってしまいます。そして、仲間たちに知らせに行くのです
白いものの正体は…
おやゆびひめ
ハンス・クリスチャン・アンデルセン(原作)
蜂飼耳(訳) 北見葉胡(絵) 偕成社
ヒキガエル、ちょうちょ、コガネムシ、ネズミ、モグラ、つばめ
姫様は、彼らと出会い、翻弄されていきます。
やまねこのおはなし
どいかや(作) きくちちき(絵) イースト・プレス
山奥に住むやまねこが、ちょっと別の世界を見たくなって出掛けたところ
子猫を見つけて、山へ戻ります。子猫との生活が始まりますが…
大地の中では
根っこの こどもたち 目をさます
ヘレン・ディーン・フィッシュ(作) ジビレ・フォン・オルファース(絵) 石井桃子(訳)
童話館出版
土のおかあさんは、根っこのこどもたちに春の準備を命じます
女の子、男の子の根っこたち。それぞれの役目を終えると、みんな揃って地上に見参
ふうとはなとたんぽぽ
いわむらかずお(作・絵) 童心社
子うさぎたちは、たんぽぽをみつけます。たんぽぽに集う虫たちの話を聞きます
“ふう”は「風」、”はな”は「花」。子うさぎたちは、命をはぐくむ自然の営みを知る
もーいいかい まぁだだよ
平出衛(作・絵) 福音館書店
球根といもむしがかくれんぼ。
いもむしはさなぎになって、ちょうちょに
球根は土の中から芽をだして、花になっていく
かくれんぼはいったいどうなるのか、決着をみることはできるのか
なのはなみつけた
ごんもりなつこ(作・絵) 福音館書店
春を感じる花のひとつ、菜の花。作者の熱心な研究・取材、丁寧な制作
菜の花と周辺の生物たちの観察絵本です
たね そだててみよう
ヘレン・J・ジョルダン(作) ロレッタ・クルピンスキ(絵)
さとうよういちろう(訳) 福音館書店
ホントにタネって、不思議。あの小さな粒のなかに花や野菜の全てが詰まっている
自然や生命のしくみ、すごいってことを知ってください
タネを使った実験もあります