【ボードブック】
―小型のボードブック―
赤ちゃんの視野に合わせて小さく作られたボードブックは、赤ちゃんにとって
はその手に収まり見やすい絵本になっています。お出かけの時も持ち運びしや
すくなっています。
ページの紙は、絵本用紙より厚い紙を貼り合わせて作られており丈夫です。
蛍光塗料も使われていない安全な紙でできています。
ニス、フィルム、インクも安全なものを使用しています。汚れがついても拭き
とることができ、清潔に保つことができます。
このように、小型のボードブックは使い勝手が良いのです。
《ボードブックをいくつかご紹介》
エリック・カール(作・絵) もりひさし(訳) 偕成社
小さなあおむしが生まれました。おなかはペッコペコです。
りんごは１こ、なしにすももにいちごはいくつ… 食べたかな? スイカも食べちゃった。あおむしはさなぎになって…そのつぎなにになるかな? 絵本には、ページに穴があいていて、さわって楽しむしかけです。
ミニ版ボードブック くまさんくまさんなにみてるの?
ビル・マーチン(作) エリック・カール(絵)
偕成社編集部(訳) 偕成社
茶色のくまさんは何見ているのかな。赤い鳥さんを見ています。赤い鳥さんは何見ているの? きれいな色の動物たちが、次々登場してきます。「何見てるの?」ときかれて「○○を見ているの」と答えていきます。最後に出てくるのは…子どもと問答しながら楽しみましょう。
エリック・カール(Eric Carle)さんは、1929年アメリカ生まれ。ドイツで育ち、美術アカデミー卒業後、アメリカに戻ってきました。1967年、「くまさん くまさん なにみてるの?」で絵本作家デビュー。40作超の作品があり、その作品は色をつけた紙を切り抜き貼りつける”コラージュ”手法で作られます。鮮やかな色彩が特徴で、”色の魔術師”と呼ばれるカールさんです。
いしかわこうじ(作・絵) ポプラ社
左のページは一面に色(color)が塗られています。右のページはかたぬきされていて、ヒントが書かれています。ヒントを参考にかくれているのりものを当ててみましょう。ページをめくると、答えののりものが現れます。色やのりものの英語表記もあります。
●『これなあに? かたぬきえほん』シリーズ
いしかわこうじ(作・絵) ポプラ社
「どうぶつ いろいろ かくれんぼ」「のりもの いろいろ かくれんぼ」(2006)から
「たのしい おもちゃ かくれんぼ」「おきがえ いろいろ かくれんぼ」
「くだもの いろいろ かくれんぼ」「どうぶつ もようで かくれんぼ」
「やさい いろいろ かくれんぼ」 「うみの いきもの かくれんぼ」
「とりの もようで かくれんぼ」 「クリスマスの かくれんぼ」
「むし いろいろ かくれんぼ」 「ハロウィンの かくれんぼ」
「しろくろ いろいろ かくれんぼ」(2018) と作品が続きます。
あかちゃん にこにこ
いしかわこうじ(作・絵) ポプラ社
赤ちゃんが、にこにこしています。となりではどうぶつさんもにこにこしています。おかあさんに読んでもらって、赤ちゃんも にこにこ にこにこ してませんか? みんなで、まねっこしましょう。まねっこしながら覚えましょう。
●『まねっこえほんボードブック版』シリーズ
いしかわこうじ(作・絵) ポプラ社
(1) あかちゃん にこにこ
(2) あかちゃん はーい
(3) あかちゃん だっこ
まついのりこ(作・絵) 偕成社
「おたんじょうび」「おはよう」「あめふり」
おたんじょうび
まついのりこ(作・絵) 偕成社
いろいろなのりものが、おいしそうな食べ物やデザートを運んできてくれます。いつでもおたんじょうびを始めることができそうです。
まついのりこ あかちゃんのほん第二集
(3冊入りセット)
まついのりこ(作・絵) 偕成社
「じゃあじゃあびりびり」「ばいばい」「みんなでね」
●『まついのりこ あかちゃんのほん』シリーズ
まついのりこ(作・絵) 偕成社
「おたんじょうび」「おはよう」「あめふり」「じゃあじゃあびりびり」「ばいばい」「みんなでね」「おおきくなった!」「じょうず じょうず」「おかあさんだ」
赤ちゃんの毎日の生活、一日の生活に必要なことなどをおかあさんの読み聞かせのなかで、自然に楽しく覚えていけるやさしい絵本です。
きむら ゆういち(作・絵) 偕成社
そーっと、そーっと、近づいて…こちょこちょこちょこちょ。小さい頃、みんなやりましたよね。おかあさん、おとうさんが、子どもたちにこちょこちょやりましたよね。子ども同士でもやりました。子どもたちはなんとも幸せそうに笑ってたなー。
あかちゃんのあそびえほん おでかけ版ギフトセット
(全4巻入セット)
きむら ゆういち(作・絵) 偕成社
「いただきますあそび」「いないいないばああそび」
「ごあいさつあそび」「ひとりでうんちできるかな」
●『きむら ゆういち おでかけ版ボードブック』(偕成社)には、上記4作品の他に、
「いいおへんじできるかな」「いいこでねんねできるかな」
「シャンプーだいすき」「はみがきあそび」
「こちょこちょあそび」「ぎゅうってだいすき」があります。
女の子とどうぶつの子どもたちからなるオールスターズによる、さまざまな場面展開が楽しいです。小さな子が経験する大事なことが面白味をもって描かれています。最後には、みんなでにっこり、大団円。
新井洋行(作・絵) 偕成社
本棚には面白そうな本がいっぱい並んでいます。ちょっと、1冊読んでみようかな。では、本さんを呼んでみます。すると、呼ばれた本さんお返事しながら出てきてくれます。本さんたちは次々出てきてくれます。くりかえしくりかえしの呼びかけとお返事の楽しい時間。
●『あけて・あけてえほん』シリーズ 新井洋行(作・絵) 偕成社
「れいぞうこ」「おしいれ」「おふろ」「ひきだし」「といれ」「はこ」
「かばん」「ほんだな」
どっちのてにはいってるか?
新井洋行(作・絵) 偕成社
グーににぎった両手。どちらのグーの中に○○があるかっていう「あてっこ」。お父さんの大きな手だと、見分けがつかないことも…じーっと見比べて「こっち!」。楽しい手遊びです。
●『あてて・あててえほん』シリーズ 新井洋行(作・絵) 偕成社
「どっちのてにはいってるか?」「どっちにかくれてる?」
「のっているのはだあれ?」「なかみはなあに?」
どん どこ どん!
新井洋行(作) ポプラ社
元気いっぱいの太鼓をたたく音が聞こえてきます。別の音も聞こえてきます。何の音かな? いろんな音が集まってみんなでいっしょ。くりかえしのリズム。リズム絵本。
ぱっぱ らっぱ ぷー!
新井洋行(作) ポプラ社
らっぱの音が聞こえてくるよ。どうぶつさんたちも、自信満々のいい声を出してるぞ。楽しいリズムと元気な音がいっぱい。感覚を刺激する、リズム絵本。
